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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ウクライナ侵攻は「見せしめ」=地田徹朗・名古屋外国語大准教授

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 2月24日朝、プーチン・ロシア大統領は、ウクライナにおける「特別な軍事作戦」の実施を発表し、ロシア軍はウクライナに侵攻した。当初、ロシア軍は電撃戦を展開して首都を即座に掌握し、ゼレンスキー・ウクライナ大統領をつるし上げにして、ロシアのかいらい政権をウクライナに樹立するという見方が大勢を占めていた。

 しかし、今のところそうはなっていない。ゼレンスキー大統領がウクライナ国内にとどまり、元俳優らしく映像で国民を鼓舞し続けた効果もあるのだろう。意図的かどうかは分からないが、戦線は膠着(こうちゃく)している。ただ、旧ソ連・中央アジアを専門とする筆者には、ある疑念が生じている。

 ロシアは、実は開戦に先立って、用意周到に外交日程を調整していたと分かってきた。2月22日、プーチン大統領はアリエフ・アゼルバイジャン大統領と会談し、軍事協力に関する内容を含む「同盟的協力宣言」に署名した。同日、ラブロフ・ロシア外相がメレドフ・トルクメニスタン外相をモスクワに迎え、アフガニスタン情勢も絡め、安全保障面での協力を会談の議題にした。トルクメニスタンは永世中立国であり、開戦前に会談をセッ…

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【ウクライナ侵攻】

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