悲しみ、やっと話せる 避難所運営の女性、11年経て芽生えた感情
毎日新聞
2022/3/4 18:00(最終更新 3/10 13:17)
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東日本大震災が起きた11年前の3月11日。どこで何をしていたか覚えていますか。東北にどんな思いを寄せたでしょうか。10年の節目を境に風化が懸念されていますが、発生直後に現地入りした記者たちも、震災報道に関わり続けられたわけではなく、担当分野や立場を変えながらこの11年を過ごしてきました。かつてと同じ街を訪ねて、変わったこと、変わっていないことを考えました。(第1回/全3回)
水につかり、倒壊した建物がところどころ浮かんでいた港の一帯は、店や工場が整然と並ぶ新しい街になっていた。宮城県気仙沼市。2月上旬、高台の市民会館前で11年ぶりに再会する人と待ち合わせた。避難所になった市民会館の館長として、当時運営に奔走していた松下尚子(たかこ)さん(76)。変わらないほほえみで迎えてくれた。
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