ソニー・ホンダ「異業種タッグ」 EV開発、激化する国際競争に挑む

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
電気自動車の開発・販売での提携を発表し、共同記者会見で記念撮影に応じるソニーグループの吉田憲一郎社長(左)とホンダの三部敏宏社長=東京都港区で2022年3月4日午後5時44分、長谷川直亮撮影
電気自動車の開発・販売での提携を発表し、共同記者会見で記念撮影に応じるソニーグループの吉田憲一郎社長(左)とホンダの三部敏宏社長=東京都港区で2022年3月4日午後5時44分、長谷川直亮撮影

 ソニーグループとホンダは4日、電気自動車(EV)の開発・販売で提携すると発表した。年内に合弁で新会社を作り、2025年の販売開始を目指す。電機業界、自動車業界で日本を代表する両社が手を組むことで、EV開発での異業種連携が本格化する可能性がある。

 新会社は、EVの企画や設計、開発、販売などを行う予定。ソニーの画像センサーやエンターテインメント技術と、ホンダの車両開発や製造の技術を組み合わせる。初期モデルはホンダの工場で生産する予定だ。

 両社は、昨年末に提携に向けた話し合いを本格化させたという。4日に開いた記者会見で、ソニーの吉田憲一郎社長は「ホンダとの提携を通じてモビリティー(乗り物)の進化に貢献したい」と強調。ホンダの三部敏宏社長は「異業種の化学反応を起こして顧客の期待を超える価値を作り、競合他社と戦っていきたい」と話した。

この記事は有料記事です。

残り842文字(全文1210文字)

あわせて読みたい

ニュース特集