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部活クライシス

学校教育の一環とされてきた部活動。教員の長時間労働や少子化などを背景に、従来の活動が成り立たなくなりつつあります。

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部活から先生を解放 渋谷区「合同クラブ」は成功モデルとなるか

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ダンス部の活動で、講師のプロダンサーAMIさん(左から3人目)から指導を受ける生徒ら=東京都渋谷区の区立上原中で2021年11月20日午後2時半、柳澤一男撮影
ダンス部の活動で、講師のプロダンサーAMIさん(左から3人目)から指導を受ける生徒ら=東京都渋谷区の区立上原中で2021年11月20日午後2時半、柳澤一男撮影

 学校の部活指導から教員を解放し、運営を地域に移す――。教員の長時間労働を解消しようと、政府が現在、検討している打開策だ。そうした中、東京都渋谷区がこの方向性に沿って独自の「合同クラブ」を開始した。同区の先進的な試みは全国に広がるモデルケースとなるのか。活動の様子などを取材した。

 学校の部活動は、顧問の教員が早朝や土日も含め指導や試合への引率といった過大な負担を強いられている実態がある。スポーツ庁は2021年10月から中学校の休日の部活動などについて、地域のNPO法人や事業者への委託拡大に向け検討を始めており、23年度から「地域への移行」を段階的に進める方向だ。

 渋谷区が、合同クラブを運営する一般社団法人「渋谷ユナイテッド」を設立したのもちょうど21年10月。22年2月末時点で、区立全8中学校の生徒が誰でも参加できるクラブとして、ダンス▽サッカー▽フェンシング▽女子ラグビー▽硬式テニス▽ボッチャ▽ボウリング▽パソコン▽将棋――の9種目を設けている。

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【部活クライシス】

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