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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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福島原発周辺8町村 1514人が震災関連死 7割が3回以上移転

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東京電力福島第1原発。中央が2号機で左は3号機、右は1号機=2月9日、本社ヘリから
東京電力福島第1原発。中央が2号機で左は3号機、右は1号機=2月9日、本社ヘリから

 2011年3月の東京電力福島第1原発事故で避難指示が出され、ほぼ全住民が県内外に避難した福島県双葉郡の8町村で、1514人が震災関連死に認定され、少なくとも1025人は3回以上にわたって避難先を移転していたことが判明した。この1年の間にも新たに11人が認定された。1514人のうち136人は16年以降に死亡しており、長期化する避難生活が被災者を追い込んでいることがうかがえる。

 毎日新聞は福島県内の自治体に、震災関連死の認定を巡って遺族が提出した書類の開示を請求した。書類は死亡に至るまでの経緯書などで、内容を分析した。県全体で震災関連死と認定された人は2331人で、直接死(1605人)の約1・5倍に達している。

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