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「性差別の被害者で加害者だった」 作家アルテイシアさんの悔恨

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フェミニストを名乗る人気作家のアルテイシアさん=神戸市で2022年2月22日、梅田麻衣子撮影
フェミニストを名乗る人気作家のアルテイシアさん=神戸市で2022年2月22日、梅田麻衣子撮影

 「オッス、おらフェミニスト!」。作家のアルテイシアさん(46)は、有名アニメの主人公のせりふで高らかに宣言する。サブカルチャーのネタあり、自らの赤裸々な性の話題あり。ユーモアたっぷりに性差別へNOを突きつけるコラムが人気だが、「セクハラの被害者でもあり、加害者でもあった」と悔恨を込めて語る。「毒親育ち」で「男尊女卑の文化に殴られてきた」という歩みを尋ねると、日本社会の変化や現状も見えてきた。

「よろいを脱いでいい」メッセージ

――作家デビューは、オタク格闘家の夫と“友情結婚”するまでを書いた「59番目のプロポーズ」(2005年)。テレビドラマ化されて話題になりましたが、出会いまでに「58人ぐらい」と交際していたのは本当ですか。

◆実話です。エクセル(表計算ソフト)で、デートしたことがある人を数えました。

 多くの人と付き合ったのは、当時セックスに依存していたことや、見た目いじりをされてきたので「男を見返したい」という気持ちがあったからだと思います。でも、相手が求める女性像を演じて付き合い始めるので、続かない。「思っていたのと違う」と振られるパターンが多かったですね。夫は、私を「女」としてというより、「人間」として見てくれる初めての人でした。

 ブログで連載していた時から女性誌や情報誌の女性記者に注目され、取材を受けました。男社会で働くためにガチガチのよろいを着たまま恋愛をしている女性が多かったので「よろいを脱いでいい」というメッセージが新しかったのではないでしょうか。

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