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高校野球物語2022春

10歳で受けた試練が礎に 九州国際大付のスラッガー、佐倉俠史朗

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九州国際大付の強力打線を引っ張る佐倉俠史朗=鹿児島市の平和リース球場で2021年11月12日、平川義之撮影
九州国際大付の強力打線を引っ張る佐倉俠史朗=鹿児島市の平和リース球場で2021年11月12日、平川義之撮影

 10歳の野球少年といえば、楽しくて仕方がない時期だろう。だが、九州国際大付の佐倉俠史朗(1年)は小学5年の夏、突然、試合に出られなくなった。1年以上、ほとんど練習だけでバットを振った。その試練の時が、類いまれな飛距離につながっている。

小学1年で外野に飛ばす

 2021年秋の公式戦14試合で5本塁打と、センバツ出場選手中2位のスラッガー。182センチ、104キロの堂々たる体格で左打席に入ると風格十分だ。パワーに加え、柔らかさもある。

 北九州市民球場であった福岡大会5回戦では、場外ホームラン。明治神宮大会準決勝では、大阪桐蔭の注目左腕・前田悠伍(1年)の直球を「追い込まれていたのでフルスイングではなく、うまく芯で捉えられました」と軽々と右翼席に運んだ。

 小学1年の時、福岡県久留米市の「宮ノ陣フラワーズ」で野球を始めた。チームにはセンスを感じさせる選手を右打ちから左打ちに変える方針があり、佐倉も右から左に。田口省司監督(46)は「1年生だとせいぜいダイヤモンドの中までだが、外野まで飛ばしていました」と話す。4年生以下のチームもあったが、順調に成長した4年生の佐倉は、6年生中心のトップチームで4番デビューした。

 ところが10歳だった小学5年の夏…

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