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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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チェルノブイリ原発で「ロシア軍が電力を切断」 電力会社が発表

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1986年に爆発事故を起こしたチェルノブイリ原発=ウクライナで2016年、真野森作撮影
1986年に爆発事故を起こしたチェルノブイリ原発=ウクライナで2016年、真野森作撮影

 ロシア軍の侵攻が続くウクライナの北部にあるチェルノブイリ原発で、ロシア軍が9日、外部からの電力供給を切断した。ウクライナ国営電力会社ウクルエネルゴが発表した。施設全体に電力が全く供給されない状態になっているという。

 同原発には使用済み核燃料の貯蔵施設がある。ウクルエネルゴは、燃料が冷却できなくなれば放射性物質が放出される恐れがあるとしている。これに対し、国際原子力機関(IAEA)は9日、電力供給なしでも熱を冷ますだけの十分な冷却水があるとの見解を示し、原発の安全性に「重大な影響はない」と指摘した。日本の原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員長は9日の定例会合で、同原発の使用済み核燃料について「(稼働を停止した)2000年から長期間たっており冷却は進んでいる」と述べている。

 ウクルエネルゴは「(ロシア軍の)軍事行動が続いており電力供給の復旧作業ができない」としている。消火システムも作動せず、非常用のディーゼル発電設備はあるが燃料は48時間分だけという。同原発で働く職員が住むスラブチチの街全体も停電した。ウクライナのクレバ外相は9日、ロシアに対し、軍事行動をやめるよう呼びかけた。

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【ウクライナ侵攻】

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