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2022韓国大統領選

2022年3月9日に投開票された韓国大統領選は、保守系の最大野党の尹錫悦氏が当選。5年ぶりの保守政権の行方は。

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韓国大統領選「政権交代論」が当選下支え 野党一本化は効果少なく

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韓国大統領選挙で当選した保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦氏=ソウルで2022年3月10日、AP
韓国大統領選挙で当選した保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦氏=ソウルで2022年3月10日、AP

 9日投開票の韓国大統領選で、保守系の最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補(61)は、不動産高騰などに不満を募らせた人々の「政権交代論」に下支えされる形で当選した。だが「切り札」と見込んだ「野党候補の一本化」の効果は期待ほどではなく、進歩系の与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補(57)との得票率の差が1ポイントに満たない薄氷の勝利となった。新政権の求心力にも影響が出そうだ。

 「夜がとても長かった」。10日午前4時前、ようやく当選が確実となり、自宅前に出てきた尹氏は安堵(あんど)の表情を隠さなかった。

 尹氏は3月3日、政権交代の必要性では一致していた中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表(60…

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