減り続けるまちの本屋さんに新風 各地に広がるシェア型書店とは

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壁いっぱいに広がる書棚の前で棚のオーナーや客と談笑する「糸島の顔がみえる本屋さん」の管理人、中村真紀さん(左から2人目)。靴を脱いで上がるフローリングの床に座り、くつろぎながら本を選ぶことができる=福岡県糸島市で2021年11月22日、谷由美子撮影
壁いっぱいに広がる書棚の前で棚のオーナーや客と談笑する「糸島の顔がみえる本屋さん」の管理人、中村真紀さん(左から2人目)。靴を脱いで上がるフローリングの床に座り、くつろぎながら本を選ぶことができる=福岡県糸島市で2021年11月22日、谷由美子撮影

 店内の書棚の区画ごとに店主が異なる「シェア型書店」が各地に広がっている。本好きの人たちが気軽に出店し、自分のお薦めや読み終わった本を販売できる仕組みで、店主同士が交流を深めたり、商店街のにぎわいづくりに一役買ったりしている。まちの書店が減少傾向にある中で注目されるシェア型書店の魅力とは。

オーナーになるための“空き待ち”

 福岡県糸島市に2021年9月にオープンした「糸島の顔がみえる本屋さん」(通称・糸かお)は、JR筑前前原(まえばる)駅から徒歩5分ほどの商店街の一角にある。店内に入ってすぐ目に入るのが壁一面を覆う木製の大きな書棚だ。30センチ四方に区切られた100枠のそれぞれに書棚を借りて出店した「オーナー」がいる。

 オーナーは大学生から70代の年配者までさまざまで、それぞれがお薦めの本などを持ち込み、棚に並べている。絵本やビジネス書などテーマを絞った棚もあれば、小説から旅や料理などの趣味の本、専門書などが入り交じった棚もある。

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