- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

静岡市立静岡病院(葵区)の外科医、橋本洋右(ようすけ)さん(53)は、外科手術の訓練のため、手術用器具の鉗子(かんし)を使って10年間、折り紙で鶴を折り続けている。鶴を折る訓練は「遊び心もあり、鉗子の基本動作が身につく」と医師の間で評判となり、「神の手チャレンジ」と呼ばれる。橋本さんは10日、折り鶴1万羽を達成した。【山田英之】
静岡病院によると、内視鏡を使った外科手術の場合、体内を撮影した映像を頼りに、はさみのような形をした鉗子を使って患部の切除や縫合をする。細かな作業のため、執刀する医師は鉗子を操作するトレーニングが欠かせない。鶴を折ることで、鉗子の操作の幅が広がり、医師の自信にもなるという。
この記事は有料記事です。
残り567文字(全文870文字)