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部活クライシス

学校教育の一環とされてきた部活動。教員の長時間労働や少子化などを背景に、従来の活動が成り立たなくなりつつあります。

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三重県立高13校で部活動を事実上強制 県指針は「自主的」明記

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学校(写真はイメージ)=ゲッティ
学校(写真はイメージ)=ゲッティ

 三重県教育委員会の定例会が11日に開かれ、県内の県立高校13校の一部もしくは全生徒に対し、事実上、部活動の入部を強制していたことが明らかになった。県の部活動ガイドラインでは、生徒の部活動への加入は「自主的、自発的参加である」と明記している。

 県教委によると、「人間関係の構築や仲間とともに目標に向かってやり遂げる活動の機会とするため」などとして、13校のうち3校で生徒全員に、10校では1年生に限って運動部または文化部への入部を求めていたという。

 部活動は国の学習指導要領でも自主的なものとしている。県教委保健体育課は、「部活動は教育活動の中で非常に重要なのは確かで、生徒に部活動入部を『強制した』と言えるほどの強い指導ではないケースが多いと考えている」などと説明。その一方で、「強制されたと感じる生徒がいたかもしれない」として、13校に対してはすでに部活動の任意での加入を徹底するように口頭で伝えた。2022年度以降も生徒に入部が強制されていな…

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