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東日本大震災11年

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細くても長く、語り継ぐ 寺村さん「飯岡に私の愛を」 被災後も離れず活動 /千葉

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飯岡海岸を散策する寺村樹希哉さん=千葉県旭市で2022年2月26日、近藤卓資撮影
飯岡海岸を散策する寺村樹希哉さん=千葉県旭市で2022年2月26日、近藤卓資撮影

 2011年の東日本大震災で甚大な津波被害を受けた旭市飯岡地区に暮らす会社員の寺村樹希哉(じゅきや)さん(26)は震災時、市立飯岡中3年だった。今も津波で被害を受けた自宅で暮らし、中学の同級生らで結成した「iii(トリプルアイ)プロジェクト」の中心メンバーとして震災の記憶を語り継ぐ活動や復興支援を続けており「細くても、長く続けたい」と語る。

 震災発生時、寺村さんは教室で、出来上がった卒業アルバムを見ていた。突然襲った経験のない横揺れは、校舎の倒壊を心配するほどだった。避難所で一夜を過ごし、戻った際に変わり果てた自宅に言葉を失った。明治時代から約140年続く呉服店の店舗兼住宅は大規模半壊の状態だった。津波で約1・5メートルの高さまで浸水し、大切な商品のほとんどは売り物にならなくなった。リビングの椅子や机なども散乱し、住めるようになるま…

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