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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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「パパが最後になでてくれた頭」だけど…初めて髪を切った少女の思い

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東日本大震災から10年の節目を迎えた後、生まれて初めて髪を切った高橋心陽さん=仙台市宮城野区で2022年2月26日、北山夏帆撮影
東日本大震災から10年の節目を迎えた後、生まれて初めて髪を切った高橋心陽さん=仙台市宮城野区で2022年2月26日、北山夏帆撮影

 「パパが最後になでてくれた頭だから、髪を切らないの」。1歳の時に東日本大震災で父を失った高橋心陽(こはる)さん(12)。以来、後ろ髪を伸ばし続けてきたが、東日本大震災から10年が過ぎた昨年3月末、初めてその髪を切った。春からは中学生。短い髪で新しい門出を迎える。【北山夏帆】

 震災当日、仙台市内で人工芝の施工業を営んでいた父・昌照さん(当時37歳)は、地元の消防団員として、避難を呼びかけながら津波にのまれて亡くなった。自宅も津波に流され、父の記憶は何もない。だからこそ、優しい父がなでてくれた髪を伸ばし続けてきた。

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【東日本大震災】

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