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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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ウクライナ・キエフ大と親交 天理大・日野准教授 「第二の故郷」破壊に涙 /奈良

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ボンダレンコさん(左)と日野准教授。後ろの建物は国立キエフ大=2018年撮影(日野准教授提供)
ボンダレンコさん(左)と日野准教授。後ろの建物は国立キエフ大=2018年撮影(日野准教授提供)

教え子・語学教師らの身案じ

 ロシア軍によるウクライナ侵攻が激化している。天理大はウクライナ・国立キエフ大から留学生を受け入れており、橋渡し役の国際学部の日野貴夫准教授(60)は、元留学生らの身を案じている。元教え子らからは「近くで爆撃の音や銃声が聞こえる」「店が次々と閉まり、食料が続くか心配」と悲痛な叫びがメールで届き、ロシア軍から身を守るため、旧友家族もバラバラになってしまったという。日野准教授は「胸が締め付けられる思い。一刻も早い解決を祈りたい」と力を込める。【広瀬晃子】

 日野准教授は学生時代からウクライナに興味を持ち、1990年に天理大ロシア語教師として来日したウクライナ出身のイワン・ペトロビッチ・ボンダレンコさん(現・キエフ大教授)とも親交を深めた。ソ連崩壊で91年にウクライナが独立した際、歓喜するボンダレンコさんの姿が今も目に焼き付いている。

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【ウクライナ侵攻】

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