自画撮りトラブル防止へ 教材で被害想像させ「断るスキル」学ぶ

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静岡大が開発した教材を使って、授業を受ける生徒たち=静岡市清水区の市立清水飯田中で2022年3月2日午後2時11分、深野麟之介撮影
静岡大が開発した教材を使って、授業を受ける生徒たち=静岡市清水区の市立清水飯田中で2022年3月2日午後2時11分、深野麟之介撮影

ネットでも公開

 SNS(ネット交流サービス)を巡る18歳未満の児童生徒の性被害が後を絶たない。特に近年、問題となっているのが、自分の裸などを撮影してSNSに投稿してしまう「自画撮りトラブル」だ。被害の防止に役立ててもらおうと、静岡大教育学部の塩田真吾准教授(情報教育)の研究室が県警と共同で教材を開発し、インターネットで公開を始めた。【深野麟之介】

 静岡市立清水飯田中(清水区)で2日、この教材を用いた授業が行われた。2年生の約150人が対象で、元警察官の大森哲夫さん(66)が講師を務めた。参加した生徒たちはまず、教材にあるさまざまな選択肢をもとに「自画撮りを送ってしまいやすいシチュエーション」を想像した。続いて、画像の送信を求められたときの「上手な断り方」も考えた。

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