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日本棋院の昨年1年間の公式戦データから囲碁の現状を検証してみた。

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囲碁の仲邑菫二段急成長 「女流名人」挑戦争いトップに

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上野愛咲美女流棋聖に勝利した仲邑菫二段=東京都千代田区の日本棋院で2022年3月10日(日本棋院提供)
上野愛咲美女流棋聖に勝利した仲邑菫二段=東京都千代田区の日本棋院で2022年3月10日(日本棋院提供)

 熱戦が繰り広げられている囲碁の女流名人戦リーグ。今春中学2年になる仲邑菫二段(13)が残り2局を残して首位タイに並び、女流名人挑戦権争いの最有力候補に浮上した。3月中にも決まる挑戦者に仲邑二段がなれば、囲碁界の最年少タイトル挑戦記録を更新する。そこで、実力を数値化した「レーティング」を試み、仲邑二段の今後を占ってみた。【丸山進/学芸部】

史上最年少 中2で大舞台登場も

 仲邑二段は3年前、史上最年少の10歳でプロ棋士に。3月2日には13歳になった。タイトル挑戦の最年少記録は、藤沢里菜女流立葵杯(23)の15歳11カ月。将棋では藤井聡太王将(19)が次々と最年少記録を塗り替えているが、仲邑二段にもその可能性が出ているのだろうか。

 「レーティング」は実力を数値で測る手法で、囲碁・将棋やチェスのネット対局などで使われている。勝てば上がり負ければ下がるが、相手の強さによって増減幅に差を付けることで、直近の強さを数値で表すことができる。今回、日本棋院、関西棋院の2010年以降の公式戦データを基に、全棋士(約500人)の数値を算出した(各棋士とも最初の数値は1500点…

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