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国際女性デー2022 私らしく生きる 個性生かし楽しんで 名古屋の保育士・西村建哉さん /愛知

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園児から「たけちゃん」と親しまれる保育士の西村建哉さん。子どもたちと思い切り楽しみつつ、にぎやかに過ごす=名古屋市中村区で2022年3月10日、加藤沙波撮影
園児から「たけちゃん」と親しまれる保育士の西村建哉さん。子どもたちと思い切り楽しみつつ、にぎやかに過ごす=名古屋市中村区で2022年3月10日、加藤沙波撮影

「男性」の偏見越え、親子に寄り添う

 おどけながら目いっぱい体を動かすと、2歳児たちが笑いながらまねをする。「次はタンポポを探しに公園へ行こうか」。名古屋市中村区の「けやきの木保育園」で、保育士の西村建哉(たけとし)さん(36)が呼びかけると、園児から「いくー」と元気な声が上がった。

 保育現場は今も「女性の職場」だ。2018年に全国1069の保育施設が回答した実態調査によると、職員の95・8%が女性。過半数の54・8%の施設は女性職員しかいなかった。けやきの木保育園では正規保育士24人のうち男性は5人と、比較的多い。保育歴15年目の西村さんは同僚の相談に乗り、助言するベテランだ。

 「保育園の先生は女の人」。西村さんにもかつてそんな先入観があった。それが覆ったのは高校生の時。「人と関わる仕事がしたい」と介護福祉士を目指していたが、障害のある弟が通っていた療育施設の行事を訪れた際、一人の男性保育士の姿に目を奪われた。「子どもと一緒に過ごす仕事って、楽しいだろうな」と率直に思い、すぐに自身が通った保育園に連絡。夏休みに職場体験をさせてもらうと、保育現場は本当に魅力的だった。

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