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天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(20)が17日、初めて記者会見に臨まれた。皇族は20歳の節目に心境や抱負を語っており、国民が直接考えや思いを聞ける貴重な機会になっている。ただ、天皇や男性皇族は成人後も会見を続けるものの、女性皇族は慣例として20歳になった際と婚約時のタイミングに限られる。過去の例をたどりつつ、女性皇族と会見のあり方について考えた。【井川加菜美】
「自分でできる範囲で両陛下をお助けしながら、皇族としての務めを果たしていきたいと思っております」
1990年4月。上皇ご夫妻の長女の黒田清子さん(52)=当時は紀宮さま=は21歳の誕生日を前に初めて会見し、公務に臨む姿勢をそう語った。21歳のタイミングになったのは、20歳の誕生日が昭和天皇逝去(89年1月)に伴う服喪中だったためだ。会見では結婚に対する考え方や初恋の体験についても質問が及んだ。
愛子さまは学業の都合などから20歳の誕生日から約3カ月半がすぎての会見となったが、皇族は20歳を迎えるにあたって誕生日前に会見するのが通例だ。
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