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河井夫妻選挙違反事件

19年参院選を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相と妻の案里元参院議員の有罪判決が確定。現金を受け取った地方議員に厳しい目が。

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在宅起訴の広島県議2人に辞職勧告決議 議長「議会としてけじめ」

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提出された辞職勧告決議案について「賛成しないでほしい」と涙ながらに訴え、頭を下げる佐藤一直県議=広島市中区基町の広島県議会で2022年3月18日午前11時14分、小山美砂撮影
提出された辞職勧告決議案について「賛成しないでほしい」と涙ながらに訴え、頭を下げる佐藤一直県議=広島市中区基町の広島県議会で2022年3月18日午前11時14分、小山美砂撮影

 2019年参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、河井克行元法相=実刑確定=から現金を受け取ったとして公職選挙法違反(被買収)で在宅起訴された県議2人について、県議会は18日、辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。一方、2県議は辞職を否定した。

 事件で辞職ドミノが続き、欠員4で開会した異例の2月定例会は、欠員8となってこの日閉会した。

 辞職勧告が決議されたのは佐藤一直県議と渡辺典子県議。民主県政会と公明党の19人が提出し、犬童英徳県議が本会議で「一度辞職し、けじめをつけた上で改めて県民に信を問うのが筋」と提案理由を述べた。その後、私見だと断った上で「政治家には裁判の結果とは別に、政治的・道義的責任が厳しく求められる。いかなる理由があっても(現金受領は)許されない」と断じた。

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【河井夫妻選挙違反事件】

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