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東日本大震災の記憶と教訓を語り継ぐ個人・団体の連携組織「3・11メモリアルネットワーク」が主催する「震災伝承シンポジウム」が19日、岩手県釜石市で開かれた。語り部活動に取り組む若者たちが、抱えている悩みや課題といった本音を率直に語り合い、被災の記憶を持たない次世代へ継承していく決意を共有した。
シンポジウムは2018年から開催し4回目。今年は「未来へ」がテーマで、パネルディスカッションでは、岩手、宮城、福島の被災3県出身・在住の若者らが、伝承活動の「続け方」「始め方」「これから」の三つの視点で、対話を深めた。
「続け方」の部では、年代ごとに直面する継続性の壁が課題に挙がった。釜石高校(釜石市)の有志でつくる「夢団~未来へつなげるONE TEAM」で活動する同校2年の川原凜乃さん(17)は「進学先で活動を続けられるのかわからない。私は被災当時5歳。経験を覚えている最後の世代として、下の世代にどう伝えていくかが課題」と話した。
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