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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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津波で夫亡くした女性「やっと自分らしく」 夢で見た絵に背中押され

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久保田沙耶さんがSNSに投稿した、夜空に浮かぶ船の絵=久保田さん提供
久保田沙耶さんがSNSに投稿した、夜空に浮かぶ船の絵=久保田さん提供

 「夢に出てきた風景にそっくりです」。東日本大震災の津波で夫を亡くした宮城県亘理町荒浜地区の福島麻衣さん(46)が、満月の夜空に浮かぶ船の絵をSNSで見つけたのは半年ほど前のこと。絵を投稿した画家に思わずメッセージを送った。

 震災が起きた日、まだ1歳だった一人娘の美緒ちゃんと荒浜の自宅にいた。すぐにトラック運転手の夫由貴(ゆたか)さん(当時30歳)から無事を確かめる電話があり、福島県沿岸部の国道にいることを知った。2人の無事を伝えた後、テレビをつけると大津波警報が出ていた。

 車で避難する間、由貴さんから再び電話があった。「津波が来る。逃げて」と訴えたが、返事が聞こえないまま電話が切れた。何度もかけ直すも、電話はつながらなかった。内陸にある父の会社に避難して夫の帰りを待ったが、いつになっても連絡はなかった。

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【東日本大震災】

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