- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

「夢に出てきた風景にそっくりです」。東日本大震災の津波で夫を亡くした宮城県亘理町荒浜地区の福島麻衣さん(46)が、満月の夜空に浮かぶ船の絵をSNSで見つけたのは半年ほど前のこと。絵を投稿した画家に思わずメッセージを送った。
震災が起きた日、まだ1歳だった一人娘の美緒ちゃんと荒浜の自宅にいた。すぐにトラック運転手の夫由貴(ゆたか)さん(当時30歳)から無事を確かめる電話があり、福島県沿岸部の国道にいることを知った。2人の無事を伝えた後、テレビをつけると大津波警報が出ていた。
車で避難する間、由貴さんから再び電話があった。「津波が来る。逃げて」と訴えたが、返事が聞こえないまま電話が切れた。何度もかけ直すも、電話はつながらなかった。内陸にある父の会社に避難して夫の帰りを待ったが、いつになっても連絡はなかった。
この記事は有料記事です。
残り998文字(全文1355文字)
時系列で見る
-
トップランナー田母神さん、古里で小学生クラブ設立「福島を活性化」
131日前 -
震災で5人犠牲の幼稚園 紙芝居で教訓伝える 遺族提案で学生制作
131日前 -
福島県外の除染土、仮置き場の解消遠く 宮城・丸森では諦めの声
133日前 -
3.11で流された写真、最後の返却会 47万枚が家族の元に 宮城
133日前 -
福島第1原発、廃炉なのに建設ラッシュ 7年半ぶりの現地の変貌
133日前 -
坂本龍一さん休養後初上演 「ウクライナに思い」吉永小百合さんと
135日前 -
福島・富岡の子らが通った幼小中・三春校が閉校 原発事故避難で仮設
135日前動画あり -
「ふるさとの文化」エゴマ、秩父で守る 福島から農園移し栽培
136日前 -
「へこんだってしょうがねえっぺ」 3度被災の男性、娘しのぶ彼岸
140日前 -
津波で夫亡くした女性「やっと自分らしく」 夢で見た絵に背中押され
140日前 -
東日本大震災、伝承の未来は 10~20代の語り部が釜石でシンポ
140日前 -
避難解除後のまちの再生は 縮小される原発交付金、遠のく帰還
142日前深掘り -
「改めて感謝」 石巻出身の元日ハム投手、再起かけ第二の野球人生へ
144日前 -
コロナ下の被災地「孤立する子どもを支えたい」 動いた学生たち
145日前 -
4兆円超す除染マネーは適正か 元環境省職員が語る巨費投入の理由
145日前 -
しぼんだ除染事業 地元業者「今後は廃炉で食べていくしかない」
145日前深掘り -
IRID、23年に解散検討 廃炉研究に700億円超す補助、使えぬ技術
147日前スクープ -
復興拠点、福島・大熊の中心部で整備開始 帰還と移住、促進へ
148日前 -
「パパが最後になでてくれた頭」だけど…初めて髪を切った少女の思い
149日前