特集

北京オリンピック2022

北京冬季オリンピックに関する特集ページです。

特集一覧

りくりゅうに「あえて言いたい」 元パートナー高橋成美さん

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
北京冬季五輪団体戦のペア・ショートプログラムで演技する三浦璃来、木原龍一組=中国・北京の首都体育館で2022年2月4日、手塚耕一郎撮影
北京冬季五輪団体戦のペア・ショートプログラムで演技する三浦璃来、木原龍一組=中国・北京の首都体育館で2022年2月4日、手塚耕一郎撮影

 フィギュアスケートのペアで目覚ましい活躍を見せる三浦璃来(りく、20歳)、木原龍一(29)組=木下グループ。2月の北京冬季オリンピックは7位で日本勢初の入賞を果たした。「りくりゅう」の愛称で知られる2人は23日開幕の世界選手権(フランス・モンペリエ)で日本勢10年ぶりのメダルが期待される。2012年世界選手権ペア銅メダリストで、14年には木原と組んでソチ五輪に出場した高橋成美さん(30)が語る躍進の理由とは。インタビューを2回に分けて紹介する。(2回目は22日午後4時公開予定)【聞き手・倉沢仁志】

「まるでボールのように投げやすい」

 ――北京五輪の三浦、木原組の演技について、どのように感じましたか。

 ◆素晴らしかったの一言につきます。彼らが持っている今の実力を出し、トップレベルへ駆け上がるポテンシャル(潜在能力)を世界に示すこともできました。ショートプログラム(SP)で三浦選手の3回転ジャンプが2回転になってしまう部分もありましたが、他のエレメンツ(要素)は単純に技をこなしたのではなく、いずれも質が高いものでした。それが自己ベストを更新したフリーにもつながったと思います。

 フリーは最初からのびのびと滑っていた姿が印象的でした。表彰台に上がったカップルと比べれば、粗削りな部分もあるかもしれませんが、スケーティングスキル(技術)は一番良かったんじゃないかと思います。

 ――粗削りとは。

 ◆あえてその言葉を使いました。昨年までだったら完璧と言っていいほどの内容ですが、ペア種目のレベルは、どんどん上がってきています。例えばランディング(着氷)では、これまではきれいにジャンプを降りればOKでしたが、…

この記事は有料記事です。

残り1495文字(全文2200文字)

【北京オリンピック2022】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集