連載

ひと・街・キラリ

北海道のキラリと輝く人、街の風景をお伝えします。

連載一覧

ひと・街・キラリ

美瑛町在住の日展準会員陶芸家 南正剛さん(69) 氷点下が生み出す作品 /北海道

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
美瑛の冷気が生み出す「氷裂」の作品と南正剛さん=北海道美瑛町の「皆空窯」で2022年3月10日、土屋信明撮影
美瑛の冷気が生み出す「氷裂」の作品と南正剛さん=北海道美瑛町の「皆空窯」で2022年3月10日、土屋信明撮影

 今年10回目になる「こども陶芸展inびえい」開催に向け準備を始めた。昨年、初めて日展の工芸美術部門で審査員を務めて全国の作家と交流し「各地域で、いかに次世代を育てていくかということの大切さを再認識した」。

 札幌市出身。愛知県瀬戸市で陶芸を学び、現在観光地として有名な美瑛町白金の「青い池」近くに1983年、「皆空(かいくう)窯」を開設した。この地を選んだのは「北海道で広い敷地を探していて良縁があった。テレビドラマ『北の国から』を見ていたというのもある」。皆空窯は2005年、倉本聰さん作のドラマ「優しい時間」のロケ地になった。

 この地でしかできない陶芸作品を追い求め「氷裂」の作品に行き着いた。真冬の氷点下10度以下の屋外で陶器に釉薬(ゆうやく)を塗ると、薬の水分が凍って窓ガラスに着く「しばれ」のような文様ができる。それを窯で焼いた作品が「氷裂」だ。15年と17年の日展で特選を受賞し、21年は審査員にも選ばれ会員に昇格する資格を得た。

この記事は有料記事です。

残り261文字(全文682文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集