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水族館・いのちの裏側

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水族館・いのちの裏側

/中 展示維持へ、磨く増殖技術

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水槽内を泳ぐサンマ。タイミングがよければ、中央のロープに卵を産み付ける姿が見られることもある=アクアマリンふくしま提供
水槽内を泳ぐサンマ。タイミングがよければ、中央のロープに卵を産み付ける姿が見られることもある=アクアマリンふくしま提供

 <くらしナビ・環境>

 イルカなど鯨類に限らず、食卓でおなじみの魚であっても水族館で飼育し続けるのは実は簡単ではない。死んだら自然から個体を新たに取ってきて補充することが多いが、施設内で繁殖させる取り組みも進みつつある。

入れ替え頻繁、サンマ・クラゲ

 ●パイプを産卵床に

 アクアマリンふくしま(ふくしま海洋科学館、福島県いわき市)館内の薄暗い通路を進むと、銀色の細長い体をくねらせて泳ぐ魚の姿が浮かび上がった。

 「サンマは神経質な魚。通路を暗くして水槽の奥に照明を当てることで、サンマ側からは水槽をのぞき込む人影が見えにくいようにしています」。サンマ担当の山内信弥さん(47)が解説する。秋の味覚としてなじみ深い魚だが、飼育繁殖は非常に難しい。うろこがはがれやすく、暴れて皮膚が傷つくと数日で死んでしまう。常設展示しているのは世界でここだけだ。

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