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ヤングケアラー

通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

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埼玉・入間市、全国で初のヤングケアラー条例 6月市議会に提案

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記者会見でヤングケアラー支援条例案について説明する杉島市長=埼玉県入間市役所で2022年3月24日午前11時17分、鷲頭彰子撮影
記者会見でヤングケアラー支援条例案について説明する杉島市長=埼玉県入間市役所で2022年3月24日午前11時17分、鷲頭彰子撮影

 埼玉県入間市は24日、家族の介護や世話を担う子ども「ヤングケアラー」を支援する条例案を6月市議会に提案すると発表した。市によると、ヤングケアラーに特化した条例の提案は全国の自治体で初めて。記者会見した杉島理一郎市長は「子どもの権利が守られ、心身共に健やかに成長できるように全力で支援したい」と語った。

 条例案では、高齢や疾病、障害で援助が必要な家族などを無償で介護する18歳未満の子どもを「ヤングケアラー」と定義。全ての年代のケアラーを対象としなかった理由について、杉島市長は「ヤングケアラーは(支援を)申請する人も判断も保護者で、自身に決定権がない。行政が支援するのが重要だと考えた。大人のケアラーは県の推進計画にのっとって進めていく」と説明した。

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