特集

北京パラリンピック2022

北京冬季パラリンピックに関する特集ページです。

特集一覧

記者の目

北京パラリンピックを取材して 「平和」口ごもる選手たち=生野貴紀(東京運動部)

  • コメント
  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
北京パラリンピックの開会式で平和への願いを込めた「ピース」サインをして入場行進するチェコの選手たち=中国・北京の国家体育場で2022年3月4日、宮間俊樹撮影
北京パラリンピックの開会式で平和への願いを込めた「ピース」サインをして入場行進するチェコの選手たち=中国・北京の国家体育場で2022年3月4日、宮間俊樹撮影

 国連によるオリンピック休戦決議が破られ、戦時下で開催された北京冬季パラリンピック(4~13日)はスポーツと政治を切り離せない現実を突きつけた。ウクライナに侵攻したロシアの選手らが大会から除外され、参加した選手は葛藤を抱えながら競技に臨んだ。ウクライナ選手以外に平和を訴えるメッセージは少なかったが、その陰で多くの選手は、平和への願いと、除外された仲間を思う気持ちの間で心を痛めていたと思った。

 大きな瞳に少し影が差した。「戦争や政治について答えるのはすごく難しい。スキーをするために来ているのだから」。閉幕が迫った12日、アルペンスキー立位のフランス代表、マリー・ボシェ選手(28)は最後の種目を終え、落ち着いた口調で話した。

この記事は有料記事です。

残り1539文字(全文1853文字)

コメント

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

あわせて読みたい

マイページでフォローする

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集