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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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南アの国連決議案、米の怒り招く 責任明記せず「ロシア案の双子」

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国連総会の緊急特別会合で、他国の発言を聞くロシアのネベンジャ国連大使=米ニューヨークの国連本部で2022年3月24日、AP
国連総会の緊急特別会合で、他国の発言を聞くロシアのネベンジャ国連大使=米ニューヨークの国連本部で2022年3月24日、AP

 国連総会(193カ国)は24日、ロシアのウクライナ侵攻をめぐる緊急特別会合で、人道支援の強化を求める決議案を140カ国の賛成多数で採択した。深刻化する人道危機はロシアが原因だと指摘した。決議の採択は、ロシアを非難し、軍の即時撤退を求めた今月2日の決議に続き2度目。ロシアの孤立が浮き彫りになった。

 「米国は、案を突如出してきた南アフリカに激怒していた。取り下げるよう強い圧力をかけた」。欧州の外交関係者はそう振り返った。この日、国連総会では人道状況をめぐる二つの決議案について討論した。一つは欧米などが調整してきた決議案。もう一つは、南アが2日前に前触れなく提案した決議案だった。

 フランスとメキシコが主導し、米国や日本など90カ国が共同提案した決議案は、民間人への無差別攻撃を非難し、敵対行為の即時停止や人道支援の安全確保などを要求。特に「ロシアの敵対行為がもたらした悲惨な人道的結果」などとロシアを6回にわたり名指しし、人道危機を招いた責任を明確にした。

 一方、南アの決議案は民間人や人道支援関係者の保護などをうたうが、ロシアの文字は一つもない。南アは中露などで作る新興5カ国(BRICS)の一員で、ロシアとも関係が深い。ロイター通信によると、…

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【ウクライナ侵攻】

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