プロ野球監督がファッションショー？　新庄ビッグボス「愛」と思惑

　プロ野球のセ、パ両リーグが25日、開幕した。オフから注目を一身に浴び続ける日本ハムの「ビッグボス」こと新庄剛志監督（50）は福岡市のペイペイドームでのソフトバンク戦で公式戦初お目見え。この日も、開幕セレモニーで箱の中から登場し、始球式でバットを振らずにボールをキャッチするなどファンを楽しませた。一見すると、就任から派手で奇抜な言動が続いているようだが、その背景には新庄監督の強い野球愛が透けて見える。

　開幕を4日後に控えた21日、「ビッグボス」こと新庄監督が立ったのはグラウンドではなく、おしゃれな若者の視線が集まる「ランウエー」だった。ギタリスト・布袋寅泰さんのギターをイメージしたという、黒地に青の幾何学柄「ビッグボスプリント」をあしらったコートやパンツ、真っ赤なレザーシューズに身を包んで歩く姿はモデルさながら。「2年間でプロ野球の歴史を変えます」と言い切り、会場を沸かせた。

　東京・代々木競技場第1体育館で行われた「第34回マイナビ東京ガールズコレクション2022SPRING/SUMMER」。人気ファッションモデルやアーティストが登場し、観客の大半が若い女性のファッションイベントに、新庄監督はプロ野球の監督として史上初めて出演した。…