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ともに・共生社会めざして

東京オリンピック・パラリンピックは「共生社会の実現」への契機となりえるのか。課題を探ります。

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ベトナムの希望「循環支援」

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4月の再開準備のミーティングに集まったベトナムの若者たち(手前)と、ふぇみんベトナムプロジェクトの女性ら=13日、東京都千代田区の「余白」で、明珍美紀撮影
4月の再開準備のミーティングに集まったベトナムの若者たち(手前)と、ふぇみんベトナムプロジェクトの女性ら=13日、東京都千代田区の「余白」で、明珍美紀撮影

 ベトナム中部ダナンにある児童養護施設「希望の村」を支援しようと、日本のNGO「ふぇみん婦人民主クラブ」の女性たちが活動を始めてから四半世紀が過ぎた。施設を巣立った若者たちの一部は留学や就労で来日し、やがて有志が月1回、「ベトナム希望レストラン」と名づけた料理店を開き、その収益を希望の村に寄付するようになった。共生社会を築くための「循環する支援」が広がっている。【明珍美紀】

 前菜は、ライスペーパーで春雨やゆでたエビ、細く刻んだダイコン、ニンジンのなますをくるんだ生春巻き。メインは麺料理で、パンに野菜や肉をはさんだ「バインミー」はテークアウトにもお勧めだ。食後は、ベトナム式のコーヒーやぜんざい風のデザートもある。

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