絵図紛失、組織ぐるみで隠蔽 浜松市博物館、検査に別の箱見せる

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浜松市博物館の資料紛失をおわびする(左から)鈴木一有文化財課長、中村公彦文化振興担当部長、望月喜夫調達課長=浜松市役所で2022年3月25日午後2時4分、福沢光一撮影
浜松市博物館の資料紛失をおわびする(左から)鈴木一有文化財課長、中村公彦文化振興担当部長、望月喜夫調達課長=浜松市役所で2022年3月25日午後2時4分、福沢光一撮影

 浜松市は25日、「紛失した」と2021年11月に発表していた重要物品資料である江戸時代の浜松城二の丸絵図(購入額206万円)について、収蔵していた市博物館(中区蜆塚4)が市調達課による18年度の物品検査で故意に別の図を示し、組織ぐるみで紛失を隠蔽(いんぺい)していたことを発表した。

 会見した中村公彦・文化振興担当部長ら幹部3人によると、博物館は購入額200万円以上の重要物品資料が6点あり、3年に1度、調達課が現物を確認している。担当職員は少なくとも18年度の物品検…

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