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「鬼滅の刃」で脚光の遊郭 跡地に残る文化遺産と「負の側面」

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横浜公園にたたずむ遊女屋「岩亀楼」の石灯籠=横浜市中区で2022年2月7日午後0時22分、鈴木悟撮影
横浜公園にたたずむ遊女屋「岩亀楼」の石灯籠=横浜市中区で2022年2月7日午後0時22分、鈴木悟撮影

 1958年4月に売春防止法が完全施行され、国内から「遊郭」が消えて64年がたとうとしている。これまで映画や小説の舞台として描かれてきたが、2021年12月から22年2月にテレビアニメ「『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』遊郭編」が放映され、その存在は令和の子どもたちの知るところにもなった。横浜にも残る遊郭の面影を追い、改めて文化遺産としての遊郭とその負の側面について考えた。【鈴木悟】

 江戸時代末期、現在の横浜スタジアムがある横浜公園(横浜市中区)の位置に遊郭が存在したことをご存じだろうか。幕府はアメリカ、イギリス、フランス、オランダ、ロシアの5カ国と修好通商条約を結び、1859(安政6)年6月に横浜を開港。小さな漁村に港を造り、海辺に外国人居留地と日本人居住区を設けた。

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