特集

東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

特集一覧

福島・富岡の子らが通った幼小中・三春校が閉校 原発事故避難で仮設

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
閉所式の後、記念写真を撮る在校生と卒業生ら=福島県三春町の富岡町立幼小中学校三春校の体育館で2022年3月26日午前11時47分、磯貝映奈撮影
閉所式の後、記念写真を撮る在校生と卒業生ら=福島県三春町の富岡町立幼小中学校三春校の体育館で2022年3月26日午前11時47分、磯貝映奈撮影

 東京電力福島第1原発の事故後、福島県富岡町から避難した子どもらが通っていた町立幼小中学校の三春校(同県三春町)の閉所式が26日、開かれた。部品製造工場の事務棟だった建物を転用した仮設校舎には卒業生らも駆け付けた。涙と笑顔に包まれた学び舎(や)は、10年半の歴史に幕を下ろした。【磯貝映奈、尾崎修二】

 式では、在校生や卒業生の代表があいさつし、校歌斉唱や校旗の返納があった。6年の菅野みなみさんは「学校生活やイベントを皆と協力して乗り越え、自分に自信が持てるようになった」と述べた。卒業生で山形大1年の原田萌さん(19)は「少人数でしかできない学びや経験があった。三春校で過ごせたことは私の誇り」と語った。

 富岡町は原発事故で全域が警戒区域となり、町民は県内外に避難した。町は2011年9月、2園4校の合同仮設校舎として三春校を開設した。67人で始まった授業は少人数のアットホームな雰囲気で、避難先の学校になじめなかった子にも笑顔が戻った。岩崎秀一・町教育長(62)は「子ども一人一人と向き合い、私たち教職員も教育の原点に立ち返れる場所だった」と振り返った。

この記事は有料記事です。

残り438文字(全文917文字)

【東日本大震災】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集