「FMまいづる」中継局問題 舞鶴市へ住民監査請求 「血税支出不当、設計会社が負担を」 市の姿勢批判 /京都

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FMまいづるの中継局について住民監査請求書を出す斎藤裕靖さん(右から3人目)ら=京都府舞鶴市役所で、塩田敏夫撮影
FMまいづるの中継局について住民監査請求書を出す斎藤裕靖さん(右から3人目)ら=京都府舞鶴市役所で、塩田敏夫撮影

 舞鶴市が全額国の補助金で設置した「FMまいづる」の中継局が使用できず、市の財源(予算ベースで1990万円)で別の場所に中継局を新設したことを巡り、市内の農業、斎藤裕靖さん(77)ら市民4人は29日、「使用できなかった中継局を設計した会社に費用を負担させるべきで、市民の血税からの支出は不当。多くの市民は不信感を抱いている」などとして市監査委員に住民監査請求をした。【塩田敏夫】

 FMまいづるは防災情報などを発信するコミュティー放送局。市中心部から離れた加佐、大浦地区では放送を聞けなかったため、市が無線で受信できるようそれぞれに中継局を建設した。中継局を含む総事業費(五老ケ岳公園への太陽光パネル設置費などを含む)は約1億6000万円。総務省は「2021年5月ごろには受信が可能になる」と発表していた。

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