特集

ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

特集一覧

格安旅行は過去のもの? 露上空、冷戦時代に逆戻りでどうなる空の旅

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
冷戦時代の米アラスカ州のアンカレジ国際空港。手前に日本航空機、後方にKLMオランダ航空機が駐機している=1976年、阿部徹雄撮影
冷戦時代の米アラスカ州のアンカレジ国際空港。手前に日本航空機、後方にKLMオランダ航空機が駐機している=1976年、阿部徹雄撮影

 アラスカ経由の「北回り」、アジア経由の「南回り」――。ソ連領空を飛行できなかった冷戦時代、日本と欧州を結んでいた航空路線だ。ソ連崩壊で過去のものとなっていたそんなルートが、ロシアのウクライナ侵攻を機に復活した。ロシアが欧州諸国の航空機の領空通過を禁止するなどしたためで、冷戦時代に逆戻りしたかのようだ。新型コロナウイルス禍で海外旅行のハードルはまだ高いが、欧州への空の旅は一体どうなるのか。

ロシアの領空封鎖、日本を直撃

 ロシアは2月末、欧州連合(EU)加盟27カ国を含む計36カ国の航空機のロシア領空の飛行を禁止した。EUなどが、ロシア機の欧州上空の飛行を禁止したことへの対抗措置だ。

 この影響をもろに受けているのが、ロシア領空を飛んでいた欧州と日本を結ぶ航空路線だ。日本の航空機は飛行を禁止されていないが、保険会社がロシアを通過する場合の航空保険の引き受けを停止するなどしたため、日本航空と全日本空輸もロシア上空の飛行を中止した。

 ロシア領空を迂回(うかい)するため、各社が利用を始めたのが米国のアラスカを通る北回りと中央アジアを通る南回りのルートだ。

 北回りは、冷戦時代には日本と欧州を結ぶ主力のルートだった。途中の給油地となったアラスカ・アンカレジの空港は日本人旅行者があふれ、うどん屋ができるほどにぎわった。中森明菜さんの1984年のヒット曲「北ウイン…

この記事は有料記事です。

残り1809文字(全文2390文字)

【ウクライナ侵攻】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集