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/2 秋田・東成瀬 「学力日本一の村」若者の選択 古里に戻る夢見据え 県外で経験重ね、いずれ貢献を

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東成瀬中の教室で恩師の佐藤和歌子教諭(右)と思い出話に花を咲かせる佐々木愛奈さん=秋田県東成瀬村で2022年3月24日、百武信幸撮影
東成瀬中の教室で恩師の佐藤和歌子教諭(右)と思い出話に花を咲かせる佐々木愛奈さん=秋田県東成瀬村で2022年3月24日、百武信幸撮影

 山肌の残雪が雪解けを待つ秋田県東南端の東成瀬村。この春、佐々木愛奈さん(18)は、秋田栄養短大(秋田市)に進むため、初めて村を離れた。文部科学省の「全国学力テスト」で毎年上位に入る秋田県の中でも、人口2400人ほどの同村は「学力日本一の村」と呼ばれる。教育先進地ゆえに夢を持つ子どもたちは多様な進路を目指して外へ出る道を選ぶことも多い。佐々木さんも目標に向け新しい世界に羽ばたこうと決めた。

 3月下旬、佐々木さんは引っ越しを前に、母校の東成瀬中を訪ねた。3年間担任だった佐藤和歌子教諭(42)と歩く校内は入学時からあまり変わらない。当時「地域の宝」をテーマに制作したポスターも廊下に掲示されていた。勉強や卓球部の活動に打ち込んだ日々がよみがえる。佐々木さんが「さみしさ」と「わくわく」で揺れる心境を語ると、佐藤教諭は「いつでも帰っておいで」と優しく声を掛けた。

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