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縁あって地元小学校の卒業式をのぞいたら、卒業生全員が1人ずつ中学生活への抱負を発表していた。意外だったのは、部活動への期待を具体的に語った児童が半数近くもいたことだ。野球、サッカー、陸上、水泳、ダンス、音楽……。
親や上級生からの伝聞、日本社会に広く浸透する部活の楽しげなイメージを元に夢を膨らませているのだろう。果たして進学先の学校は、彼らの希望にどれだけ応えられるか。それどころか文部科学省が、遠からず学校の部活「廃止」をひそかに企てていると知ったら……。
文科省はそうは言わない。聞いても認めない。でも、取材記者は直感で確信する。文科省の本音は、部活をやめたがっているんだな。先生の負担が重すぎるのと、少子化で学校単位の活動が成り立たなくなるので、それが避けがたい流れなのだ。
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