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徹夜で看病、まるで「災害」 第6波で障害者施設が経営危機

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新型コロナウイルスに感染した利用者の食事介助にあたる職員ら=社会福祉法人コスモス提供(画像の一部を加工しています)
新型コロナウイルスに感染した利用者の食事介助にあたる職員ら=社会福祉法人コスモス提供(画像の一部を加工しています)

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、経営が悪化する障害者施設が相次いでいる。施設内でクラスター(感染者集団)が多発しても感染した入所者が医療機関に入院することは難しく、施設内の看病に職員の人手が取られる状態が続き、通常のサービスを提供できないためだ。

 知的・身体障害者向けの施設を運営する堺市の社会福祉法人「コスモス」では、今年に入ってから2月22日までにグループホームや作業所など11カ所でクラスターが断続的に発生。利用者81人と職員70人の計151人が感染した。感染しても近隣の病院に空き病床がなく、身寄りがない入所者は施設内での療養を余儀なくされた。効率的に看病するため感染者を2棟の建物に集めた。感染者1~2人につき、職員1人が看病や食事、排せつなどのケアを担った。

3カ月で計230人が感染 

 「マスクをしっかり着用できない利用者もいた。職員は防護服を着用して、休憩はほとんど取れず、食事もままならず、徹夜で看病する場合もあった」。皿海みつる常務理事は当時の状況をこう振り返る。また、「感染者の支援を一度すると感染拡大を防ぐため10日間は他の業務ができなくなる。昨年夏の第5波では入院までの支援など一時的な支援で済み、利用者を施設に宿泊させて看病することはなかった」と第6波との違いを明かす。職員でも感染者や濃厚接触者となる人が相次ぎ、出勤できる職員は半数以下に。通常通りの運営ができず…

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