連載

とうほくで暮らそう

 東北地方の人口減少率は、全国の他の地域と比べても高い。縮小していく地域で試行錯誤しながら踏ん張る現場から、東北での暮らしについて考える。

連載一覧

とうほくで暮らそう

/4 宮城・石巻 空き家対策 「お試し」移住に活用 改修し再生、シェアハウスにも

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
インタビューに応じる巻組の渡辺享子代表=宮城県石巻市で2022年3月16日午後4時2分、平家勇大撮影
インタビューに応じる巻組の渡辺享子代表=宮城県石巻市で2022年3月16日午後4時2分、平家勇大撮影

 地方の空き家が売るに売れない「負動産」と言われて久しい。新築が好まれ、古い家は放置されたまま。東日本大震災後、三陸沿岸部では多くの住宅が新しく建ち、甚大な住宅被害が出た宮城県石巻市でも約10年で7000戸近くが新築された。一方で、空き家対策に取り組む人たちもいる。

 石巻市で古民家のリノベーションとシェアハウスの運営を手掛ける「巻組」。東京工業大大学院で都市計画を研究していた代表の渡辺享子さん(34)が2015年に設立した。現在6人が在籍し、これまでに石巻市近郊を中心に古民家を買い上げたり、委託を受けたりして50戸以上を改修してきた。

 3月上旬、同県東松島市の住宅地にある築34年の一軒家で内覧会が開かれた。2階建て延べ床面積400平方メートルの9LDK。借り手も買い手も見つからず、持ち主が巻組に相談を持ちかけた物件だ。

この記事は有料記事です。

残り1164文字(全文1528文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集