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数々のプロジェクトが人々をざわつかせ、波紋を呼んできた「Chim↑Pom(チン・ポム)」。このアーティスト・コレクティブ(協働集団)の歩みを紹介する大規模個展「ハッピースプリング」(5月29日まで)が、東京・森美術館で開かれている。メンバーの卯城竜太さん(44)に話を聞くと、摩擦のなかで重ねた対話や交渉にこそ意味があると思えてくる。
1977~83年生まれの6人組で、2005年に結成。広島市の原爆ドーム上空に、飛行機雲で「ピカッ」と書いた「ヒロシマの空をピカッとさせる」(09年)や、東京・渋谷駅構内の岡本太郎の壁画の空白部に、東京電力福島第1原発事故をイメージさせる絵をゲリラ的に加えた「LEVEL 7 feat.『明日の神話』」(11年)、原発事故の帰還困難区域で開催する国際展「Don′t Follow the Wind」(…
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