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ウクライナ侵攻

ロシア軍がウクライナに侵攻。米欧や日本は対露制裁を決めるなど対立が先鋭化しています。

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戦争はヒトの本能なのか? 自然人類学者が読み解くウクライナ侵攻

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長谷川眞理子・総合研究大学院大学長=東京都千代田区で2021年1月19日、幾島健太郎撮影
長谷川眞理子・総合研究大学院大学長=東京都千代田区で2021年1月19日、幾島健太郎撮影

 ロシアによるウクライナへの侵攻があり、世界はすっかり変わってしまった。21世紀のこの世の中で、こんなにもあからさまな軍事的侵略行為が起こるとは、私はまったく考えていなかったが、皆さんはどうか。

 今回、何を書こうかと考えてはいたのだが、こんな出来事の前には、アカデミックな話題など吹き飛んでしまいそうだ。同じような感覚は、2011年3月11日、あの地震と津波、そして福島の原発事故が起こった時にも感じた。昆虫の神経生理学が専門の同僚と、こんな時に研究なんか続けていてもいいのかと話したことを覚えている。

 私は、現代政治や戦争のパワーバランスの専門家ではない。だから現在進行形でこの事態がこれからどう展開するのかについては、ただただニュースを見て解説を聞くだけである。

 しかし、私は自然人類学者だ。ヒトという生物の本性について研究している学者である。この際、私が何か言えるとすれば、ヒトにおける攻撃性の進化と、集団間の戦争が起こる条件についてだろう。

 振り返れば、1960年代から70年代にかけて一般的に問われていたのは、…

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【ウクライナ侵攻】

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