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紀美野町の「りら創造芸術高」の女子生徒らが、県内では枯死したとされたウルシ科植物「ブドウハゼ」の幻の原木を見つけ、収穫した実から化粧品をつくることに成功し試験販売にこぎ着けた。さらさらとした肌触りで保湿も感じられると評判だったこともあり、継続的な生産を目指して奮闘する。衰退したブドウハゼ栽培産業の復活にも期待がかかる。
ブドウハゼは江戸後期に九州から持ち込まれたウルシ科「ハゼノキ」が突然変異した品種とされる。かつて「和ろうそく」の原料として町で盛んに栽培されたが、ワックスを原料とする「洋ろうそく」や電気の普及などで衰退。県内では1950年代に枯死したとされたが、同校の生徒らがお年寄りの証言を基に町内の山林を探して2017年、原木を発見した。
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