- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

3月16日夜の地震で震度6強を観測した相馬市で、住民の困りごとを手伝うボランティアチーム「たすけっと相馬」が発足した。市民有志やボランティア団体が連携し、住民に聞き取りをしながら片付けや屋根の応急処置に当たる。市災害ボランティアセンターの活動は高齢世帯の家屋内の片付けや災害ごみ搬出に限られており、たすけっと相馬は対象外のケースにも臨機応変に対応する。
7日午後、被害が大きかった沿岸の尾浜地区の集落を、オレンジ色のビブスを着た若者2人が歩いていた。「こんにちは。市民有志で災害のサポートをしています」。1軒ずつ住宅を訪れ、家屋の被害や片付けの進捗(しんちょく)などを聞き取った。独居の80代男性は自宅が片付かず、浴室の壁も崩れて浴槽や洗濯機が使えず、入浴は市内の温泉を利用し、洗濯物は手洗いをしている。男性は「話を聞いてもらえただけでもほっとした」。…
この記事は有料記事です。
残り493文字(全文870文字)