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東日本大震災 福島・川俣町に観光農園 復興の花、咲かせたい イチゴ栽培復活、交流拠点に

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イチゴの生育状況を確認する谷口豪樹さん=福島県川俣町山木屋の観光農園スマイルファームで3月30日
イチゴの生育状況を確認する谷口豪樹さん=福島県川俣町山木屋の観光農園スマイルファームで3月30日

 東京電力福島第1原発事故による避難指示が2017年3月に解除された福島県川俣町山木屋(やまきや)地区で、今年2月、観光農園がオープンした。震災後に県外から移住して花卉(かき)栽培を始めた谷口豪樹さん(34)=福島市=が経営し、震災で途絶えた山木屋のイチゴ栽培を復活させた。避難指示解除から5年。町は深刻な人口減に直面する中、農園はイチゴ狩りや収穫した花でリース作りなどができる新名所として定着しつつある。「町に来てもらうきっかけを作りたい」。復興にかける新たな芽が次代をつくろうとしている。

 町中心部を走る国道114号を進むと、20アールのビニールハウス3棟が見えてくる。「訪れた人が笑顔になれる農園」を目指し、谷口さんが「スマイルファーム」と名付けた農園だ。栽培しているイチゴは紅ほっぺ、とちおとめ、よつぼしの3品種。イチゴ狩りは1日2、3組の予約制(30分1000円の食べ放題)で、車椅子でも楽しめるようにハウス内の通路は広く作った。初めて町に来たという来園者も多いという。

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