ウクライナ侵攻 佐渡島の金山、世界遺産登録に暗雲 審査委のロシア、日本の制裁に反発

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佐渡島の金山のシンボル「道遊の割戸」=佐渡市で2021年7月、露木陽介撮影
佐渡島の金山のシンボル「道遊の割戸」=佐渡市で2021年7月、露木陽介撮影

 「ロシアから(回答が)返ってくるのはかなり難しい」。自民党の佐藤正久外交部会長は8日、党本部で記者団を前にこう声を落とした。

 この日、外交部会などは「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)の世界文化遺産登録を目指す合同会議を開いていた。政府が2月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦したのを受け、登録に向けた戦略を話し合うためだ。審査機関の世界遺産委員会(日本を含む21カ国で構成)には登録に際し、関係国との対話を促す指針があり、歴史問題を背景に強く反発する韓国の理解を得るのが課題だ。

 出席議員からは、日本側の主張や文化的価値を説明するため、民間や韓国の有識者との連携を求める意見などが上がった。政府は「関係国との間で冷静かつ丁寧な議論を行っていく」とするが、韓国政府は登録に対抗する官民のタスクフォースを設置するなどしており、対話は容易ではない。

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