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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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仕事発注で継続的支援 幸田のシステム開発会社 現地のIT技術者と「対等に」 /愛知

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国内外に避難しているウクライナの人たち(下2段)と仕事の進め方について打ち合わせをする高倉大輝さん(左角)=2022年4月3日
国内外に避難しているウクライナの人たち(下2段)と仕事の進め方について打ち合わせをする高倉大輝さん(左角)=2022年4月3日

 ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナを支援するため、システム開発会社「nishico」を経営する高倉大輝さん(40)=幸田町=が、ウェブデザインなどの仕事をウクライナにいるIT技術者らへ発注する取り組みを始めた。「対等な立場で仕事を発注することで、継続的に支援していきたい」と話す。【荒川基従】

 高倉さんはウェブ会議システム「Zoom」を使って3日、今後の仕事の流れなどについて打ち合わせを行った。ウクライナ側からはウェブデザイナーやシステムエンジニアら7人が参加。高倉さんは「週何回、連絡を取り合えますか」「英語でのコミュニケーションはできますか」などと確認していった。

 住んでいた町がミサイル攻撃や爆撃を受けたため妻子を海外へ避難させ、自分はウクライナ西部へ移ったという男性は「仕事の95%はロシアから受注していたが、襲ってくる国と仕事をするのは精神的に無理」と話し、現在はほぼ仕事がない現状を説明。「日本はウクライナからすごく遠く、この戦争と関わりがないのに、ウクライナ人のために時間を割いて仕事を回してくれる。すごく感謝している」と謝意を伝えた。

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