- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

仕事帰りに毎日パチンコ通い、競馬に飲み代で借金は750万円――。字面だけ見れば「ギャンブル依存症」の会社員男性だが、過去をひもとくと、発達障害の特徴から目に見えない生きづらさを抱えていた。ギャンブルに依存する人の中には、男性のように隠れた発達障害の人がいると専門家は警鐘を鳴らす。
●生きづらさから
「職場でうまくいかないストレスを晴らしたかった。パチンコで当たることが成功体験のように感じていた」。千葉県の会社員男性(46)は20代前半からパチンコにのめり込み、34歳までの12年間で750万円ほどの借金をした。
大学卒業後に入った会社では営業を担当。一日中営業をかけては断られ続け、顧客を獲得できないと会社で怒鳴られた。疲れていても、仕事が終わればいつもパチンコ店にいた。誰かに認められたくて、飲食代を人におごることも積み重なった。
この記事は有料記事です。
残り1254文字(全文1623文字)