米が臨界前核実験 昨年2回、現政権で初 ヒロシマ「バイデンよ、お前もか」 露使用の引き金、懸念

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米国の臨界前核実験に抗議し、原爆慰霊碑前で座り込みをする被爆者や平和団体メンバーら=広島市中区の平和記念公園で13日、中村清雅撮影
米国の臨界前核実験に抗議し、原爆慰霊碑前で座り込みをする被爆者や平和団体メンバーら=広島市中区の平和記念公園で13日、中村清雅撮影

 「いかなる理由があろうと許されない」。初めて明らかになったバイデン米政権下での臨界前核実験。ロシアのウクライナ侵攻が続く中、核危機のさらなる深刻化を招くような姿勢に対し、被爆地からは抗議と懸念の声が上がった。

 広島市の平和記念公園では、被爆者団体などでつくる「核兵器廃絶広島平和連絡会議」の約45人が原爆慰霊碑前で、「ヒロシマからすべての核実験に強く抗議する」と書かれた横断幕を掲げ、抗議の意思を示した。参加した広島県原爆被害者団体協議会(広島県被団協)の箕牧(みまき)智之理事長(80)は「『バイデンよお前もか』と言いたい」と怒りをあらわにし、「ロシアの核兵器使用の引き金にならないか心配だ」と語った。

 もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(77)は「バイデン氏は核軍縮に取り組んでくれると思っていた。核そのものをなくすという視点が核保有国になく、いかに保有するかという考え方だ」と批判した。

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