線路転落5秒で検知 JR西が新システム

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ホームからの転落を検知するシステムのデモンストレーション。マネキンが線路上に落下するとホーム端の非常報知灯(奥)が点滅し、列車に異変を知らせる=大阪市福島区のJR福島駅で2022年4月13日、山田尚弘撮影
ホームからの転落を検知するシステムのデモンストレーション。マネキンが線路上に落下するとホーム端の非常報知灯(奥)が点滅し、列車に異変を知らせる=大阪市福島区のJR福島駅で2022年4月13日、山田尚弘撮影

 JR西日本は13日、ホームから転落した乗客をセンサーが検知し、ランプを点滅させて運転士に知らせるシステムを開発したと発表した。検知から点滅まで約5秒。運転士が気付くまでの時間を大幅に短縮することで衝突を防ぐ狙い。同様のシステムは全国初で、6月以降、京阪神でホームドアが未設置の駅に順次導入していく計画だ。

 JR西によると、センサーはホームの天井に複数設置。コンピューターが「人の転落」と判定すると、ホームの端にある「非常報知灯」が自動で点滅し、運転士に危険を知らせる仕組みだ。ブレーキは運転士が手動で操作する。

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