乳がん遺伝子の変異で胃がんリスク5倍 理研など、10万人調査
毎日新聞
2022/4/15 00:00(最終更新 4/15 00:00)
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遺伝性乳がん・卵巣がんの原因遺伝子「BRCA」について、日本人約10万人を調べたところ、この遺伝子に病的な変異があると、胃がん、食道がん、胆道がんを発症しやすくなることが、理化学研究所などの国際チームの研究で分かった。日本人に多い胃がんでは、男女とも5倍なりやすいとの結果だった。今後、幅広いがんの早期発見や治療につながることが期待される。
BRCAはがんを抑える働きのある遺伝子で、米国の俳優アンジェリーナ・ジョリーさんはこの遺伝子に変異が見つかり、がんになる前に予防として乳房や卵巣を切除したことで注目された。この遺伝子に変異があると、前立腺がんや膵臓(すいぞう)がんにもなりやすいことがすでに分かっている。
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